アトピー性皮膚炎のサプリメントの選び方

アトピー性皮膚炎のサプリメントの選び方

肌荒れやアトピー性皮膚炎の方が選ぶサプリメントは何が正しいのか。世の中には「良い」ものから「粗悪」なものまで、「サプリメント」と名の付くものはあふれています。なかには効果を誇大に謳ったものも世の中には多くあります。実際に過度な期待をしてしまい、サプリメントの過剰摂取による健康被害も報告されています。では、サプリメントを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。

たとえばアトピー性皮膚炎の患者さんなら、皮脂が上手につくれず、乾燥肌になり痒みがひどくかきこわしている方や、毛穴のつまりや盛り上がりが目立つ方が多いので、ビタミンAが良いと言われています。そしてビタミンAのサプリメントとともに、日常の食生活もビタミンを促す食事が必要になります。このように、サプリメントは、製品の「名前」ではなく、体にとって、皮膚にとって日常生活で補えない「必要な成分」を選ぶことがとても大切です。

本日はアトピー性皮膚炎のおススメの成分である、ビタミンA、亜鉛、鉄、ビタミンC、乳酸菌とビフィズス菌の5つの成分についてご紹介致します。

ビタミンA

ビタミンAは日常生活で摂取しにくいビタミンなどを摂取する事で、皮膚の生まれかわりを上手に促してくれます。たとえばビタミンAはタンパク質がしっかり食べられていて、脂質代謝が良いとスムーズに体内利用されていく栄養素です。単純にビタミンAだけ摂っていても効きが悪いので、なるべく高タンパク食事にしていくように促します。

亜鉛

亜鉛は皮膚の生まれ変わりを助けるビタミンAの代謝をより促進する働きがあります。つまり体内における細胞分裂が促され、皮膚の細胞の回復が早まると言われています。亜鉛が欠乏すると、味覚障害など、舌の細胞に異常が起こる事が報告されています。また亜鉛は甘いものやアルコールにより体内で失われやすい栄養素であり不足しがちな栄養素の一つですので、サプリメントとして摂取するのもお勧めです。

鉄はコラーゲン合成を促していくことを考えなければいけないため、特に女性は鉄の補給が不可欠になります(コラーゲン=鉄+ビタミンC+タンパク質)です。鉄が少なくなると肌は本当に弱くなります。「化繊の服は着られない」「台所洗剤や柔軟剤ですぐ荒れてしまう」「あせもができやすい」「かゆくてブツブツがすぐ出来てかぶれやすい」等です。これは1日1~2粒でも良いのでサプリを積極的に利用していくことをお勧めします。

ビタミンC

ビタミンCはかゆみ、アレルギーを抑える抗ヒスタミン作用のあるビタミンCはおススメです。
実際に、血中ビタミンC濃度が高い人はヒスタミンが少なく、また血中ヒスタミンの多い人がビタミンCを摂取すると、ヒスタミンが減少することがわかっています。また私たちは空気中の酸素を取り入れて生きています。取り入れた酸素の数パーセントが「活性酸素」と呼ばれる反応性の高い物質に変化します。この活性酸素は、その強い酸化力で体内のウィルスを撃退したりするのですが、これがたくさん増えると、DNAやタンパク質を傷つけ、細胞の機能を低下させ、皮膚障害、ガンや動脈硬化、脳卒中、糖尿病などの原因となります。
ビタミンCの主な働きとして、この活性酸素を捕捉し、無害化する「抗酸化作用」が挙げられます。
サプリメントとして一般的であり、どのサプリメントも余分な成分が少ないものが多いので、日々の食生活の補助食品としてお勧めです。

乳酸菌とビフィズス菌

乳酸菌とビフィズス菌は善玉菌と呼ばれ、主に粘膜のバリア機能を強化し、免疫を上げると言われています。また、アレルギー改善させていく効果もあると言われており、乳酸菌とビフィズス菌は主に腸粘膜の慢性炎症を抑える作用があります。腸粘膜は内なる皮膚と言われています。
超粘膜は常に有害物質にさらされているため、体内において、皮膚同様にターンオーバーを正常化し、修復していくことが必須となります。粘膜が傷ついた状態だと、全身の免疫も低下し、アレルギー等の炎症はいつまでたっても治りません。体の外だけでなく、内側の粘膜も正常化させていくことは、抗アレルギー対策には不可欠です。

まとめ

皮膚の異常は多様性があるため、これが正しい。と万人共通のサプリメントはありません。手軽に栄養が摂取できるサプリメントはとても便利です。一般的にビタミン・ミネラル補給など「目的」を考えると選びやすいです。
「色々な名前の数あるサプリメントの中から、どのサプリメントを選んだらアトピー性皮膚炎に良いのか分からない…」「もっと手軽にビタミンやミネラル補給がしたい」という場合には、サプリメントが持つ成分とその目的を考えると選びやすいです。様々な栄養をしっかりと摂るにはバランスのとれた食事を心がけることが大前提です。しかし、普段の食事だけでは栄養をバランス良く摂ることが難しい場合もあります。そんな時には、健康食品や栄養補助食品を活用するのも1つの手です。